中学受験で気になるZ会の中学受験コースについて、私の子ども(小4)が、お試し教材を体験してみました。この記事では、「Z会の中学受験コース」の「算数」について、無料の体験教材(体験ブック)の感想を知ることができます。
結論を言うと、「Z会の中学受験コース」の「算数」は、4教科の中で、子どもにとって大変難しい教科です。正直、取り組むまでに時間がかかります。しかし、一旦、解き始めれば、大丈夫です。映像授業がわかりやすいです。
「Z会の中学受験コース」の「算数」の体験教材の感想
- 算数は、理科・社会・国語よりも難しく、取り組みにくい
- 映像授業がわかりやすい
- 1回の学習時間は、Z会が提示する学習時間よりもかなりオーバーする
映像授業がわかりやすい
子どもの感想としては、算数は、映像授業が大変わかりやすいとのことです。つまり、一旦始めてしまえば大丈夫です。
算数は、理科・社会・国語よりも難しく取り組みにくい
Z会の中学受験コースの中で、算数が難しく最も取り組みにくい教科です。
まず、初めて見た問題が、算数の中でも特殊な「周期算」でした。この内容は、学校では習わない内容で、子どもにとって初めてこの問題です。そのため「できない」という印象を強烈に与えてしまい、子どもは全くやる気がでませんでした。
子どもが「できない」と一度感じてしまうと、間違えることにおびえて取り掛かることはできません。
子どもは、通塾後に周期算の基本を理解した頃(2カ月後)に、ようやくZ会の算数の体験学習に取り組みました。
実は、Z会の体験教材で学ぶ「周期算」は、塾で学ぶ周期算の学習内容に比べると、問題自体はかなり簡単な内容でした。つまり、基礎的な内容を体験で学習する内容となっています。
1回の学習時間は、Z会が提示する学習時間よりもオーバーする
要は、時間がかかるということです。
子ども自身が算数に対するやる気がでるまでに、相当なパワーが必要です。
映像授業は、わかりやすいですが、練習問題を取り組もうとすると、やる気が失せてしまいます。子どもは、算数の進度はかなり遅く、予定通り進みませんでした。
算数の各プランと体験可否のまとめ
各プラン | 体験可否 | |
要点授業 | トータル指導プラン 要点集中プラン | 体験可能 |
確認問題 | トータル指導プラン 要点集中プラン | 体験可能 |
練習問題 | トータル指導プラン (要点集中プランに練習問題はありません) | 体験可能 |
添削問題(月例テスト) | トータル指導プラン (要点集中プランに添削問題はありません) | 添削問題(月例テスト)体験可能 ただし、添削は体験不可 |
要点授業は、映像授業を見ながら、授業ノートを作成します。授業ノートの作成は、穴埋め作業です。つまり、子どもが、映像授業を見ながら、大事なポイントを書くというインプット作業になります。
確認問題、練習問題は、重要な問題について、映像授業の解説がありました。子どもの感想としては、映像授業は、わかりやすい、とのことでした。月例テスト問題は体験できましたが、月例テストの添削は体験できませんでした。
算数の学習時間の感想
トータル指導プランは、要点+確認問題+練習問題を1回分とすると、1か月で6回あります。
Z会によれば
・トータル指導プランの1回分の学習時間は、40分
・要点集中プランの1回分の学習時間は、30分
とのことです。(理由:練習問題がないため)
なお、お試し教材は、この1回の内容よりも少ない量とのことです。
正直、学習時間はZ会の提示時間の1.5倍必要(個人差あり)
Z会が提示する学習時間は、映像授業を含みません。実際は、映像授業をしっかりみて学習するので、トータル指導プランであっても要点集中プランであっても、学習時間は、Z会の提示する時間の1.5倍の時間が必要だと思いました。また、本人のやる気が出ない場合は、やる気がでるまでの時間がかかります。また算数は難しい内容であり、度々中断することが多くあります。
個人差はあると思いますので、体験でお子様の学習時間を計測することをおすすめします。
・トータル指導プランの場合、1回分の学習時間は、1時間
・要点集中プランの場合、1回分の学習時間は、45分
だと思いました。
体験教材の使い方
お試し教材の紙の体験ブックに書き込み、PCやタブレットなどの端末で映像授業を見ながら体験します。映像授業の推奨端末は、Z会が指定しています。Z会が指定する端末の受講環境を確認してからはじめましょう。
まとめ
- 算数は、理科・社会・国語よりも難しく、取り組みにくい
- 映像授業がわかりやすい
- 1回の学習時間は、Z会が提示する学習時間よりもオーバーする