初心者用|中学受験|志望校合格までのロードマップ

初心者用|中学受験|志望校合格までのロードマップ

中学受験のゴールは志望校の合格です。通常、3年生の2月から中学受験の勉強がはじまり、6年生の2月上旬に志望校の合格が決まります。その間、子どもがどのように勉強するのでしょうか?

私の子は中学受験をする予定であり、中学受験のスタートからゴールまでの工程を徹底的に調べました。この記事では、スタートからゴールまでのロードマップを徹底解説します。この記事を読むと、スタートからゴールまでのロードマップを知ることができます。

 結論をいうと

・小3までは、準備期間。中学受験について塾や学習法を決める時期。

・小4は、中学受験の学習に慣れる時期。

・小5は、本格的な中学受験時期。大量のインプット学習を行う。

・小6は、アウトプット学習、過去問、志望校対策を行う時期。

ロードマップ

小3までは「準備期間」、小4は「慣らし期間」、小5は「インプット期間」、小6は「アウトプット期間、志望校対策期間」です。

小3の1月末までに、中学受験について塾や学習法を決める

小3までは準備期間です。

大手塾では、小3の2月から、中学受験のカリキュラムがスタートします。

したがって、小3の1月までに中学受験を勉強するための塾を決めます

例えば、家から近い複数の学習塾の資料を請求して、体験授業に参加します。

小3の夏期講習や、冬期講習もおすすめです。

中学受験をするか、しないか、お悩みの方は、こちらの記事を参考にしてくださいね。

注意:私立対策のZ会の通信教育は、3年生の4月から開始します。

Z会中学受験コースの詳細はこちらの記事を参考にしてください

小4は中学受験の学習に慣れる時期

費用50~70万(年)
塾の回数週2回(週300分)
難易度簡単な問題から難しい問題まで
小4の中学受験勉強の概要

小4は、中学受験の学習に慣れる時期です。

大手塾では週に2回の通塾が多いです。学習内容は、国語、算数、理科、社会の基礎学力です。

各教科がどのくらい難しいもののか、例えば、算数が最も難しいことを知る、等、親子共に、中学受験の苦労などを現場を肌身で感じとることができます。

まずは、親子共に塾がある生活になれること毎日、中学受験の勉強をすることが大事になります。

注意点としては、勉強を強制しないことです。宿題が全部できなくてもよいと、心に余裕をもつことが大事です。まずは、勉強を少しでも続けることを第一の目標にします。勉強に慣れるということが大事です。

また、小4の時期は、小5、小6よりも時間的にゆとりがあるので、学校説明会などにも参加することをおすすめします。

小5は、本格的な中学受験勉強になります

費用60~80万(年)
塾の回数週3回(週600分)
難易度難しい
小5の中学受験勉強の概要

学習量は、小4のときの2倍になり、塾の学習時間も2倍(週で600分程度)勉強します。

小4では、基礎的なインプットの学習を行っています。例えば、算数でいえば植木算、周期算など基本的な解法を学びます。

しかし、小5では、小4よりも深い内容や大量のインプットを行います。したがって、小4から小5へのステップで、勉強に苦労する子がとても多いです。子どもの反抗期と母親の更年期とが重なり、親子ともに疲弊しやすい時期です。

また、小5に進学して、本格的な勉強についていけなくなる子もいます。このタイミングで、塾を変更する子も多いです。また、個別塾を利用したり、家庭教師を利用する子も増えてます。

また、ストレスと睡眠不足で体調を壊す子も多いです。体調管理に十分気を付けましょう。

小5から始めることは可能?

小5の4月から中学受験勉強は、ギリギリ間に合う時期です。

小4から始めた子に比べたら勉強量は多いですが、本人のやる気があれば間に合います。

小5からは親塾も難しくなる

四谷大塚の予習シリーズ、栄光の新演習を購入して、親が子供に対して学習させる、自宅学習する家庭もあります。

実際、私も、4年生の子どもに対して、新演習を購入して、国語、理科、社会を教えています。

小4までは親も教えることは容易な内容です。しかし、小5は、内容が一段と難しくなります。親が教える場合、相当の労力がかかるようです。(なお、私は、節約のため、国語、理科、社会は、できる限り私が教える予定で考えています。)

小6では過去問対策、模擬試験の時期

費用70~90万(年)
塾の回数週3回又は週4回(週600分以上)
難易度難しい(復習、志望校対策、模試が多い)
小6の中学受験勉強の概要

小6の夏頃までは、小5から続くインプット学習がありますが、小6では、主にアウトプット練習が増えます。例えば、志望校の過去問を解いたり、志望校に適した模試を複数回受けます。

模試を受けて本番に慣れることが重要です。通信教育や家庭教師で勉強している子も積極的に模試を受け、試験の場慣れをする必要があります。

本番も模試と同じような平常心で受けられるようにすることが大事になります。

習い事については、6年生でも続ける子もいますし、6年生の夏から合格するまで一時的に休む子もいます。好きな習い事(例えば、音楽や水泳などの習い事)がストレス解消になることも。

私立を目指す子が公立中高一貫校を併願する場合

私立を目指す子が、公立中高一貫校を併願する場合、公立中高一貫校対策の勉強が必要になります。

公立中高一貫校については、こちらの記事を参考にしてくださいね。

小5から公立中高一貫校用の勉強を対策する子もいます。一方、私立対策カリキュラムの終了後(小6の夏頃)から、公立中高一貫校対策をスタートする子もいます。

私立対策の勉強に比べたら知識量はあまりありませんが、適性検査のための解答テクニックが必要ですので、何らかの対策が必要です。

通っている塾に、公立中高一貫校対策講座があれば、それを利用すればよいでしょう。

また、Z会、進研ゼミなど通信教材も検討してみましょう。

まとめ

・小3までは、中学受験について塾や学習法を決める準備期間

・小4は、中学受験の学習に慣れる時期

・小5は、本格的な中学受験時期。大量のインプット学習を行う時期

・小6は、アウトプット学習、過去問、志望校対策を行う時期